アワセの方法

 

活きの良いエサを付け、上手くタナ取りが出来れば、その後はマゴチからのアタリを待つだけということになります。

 

マゴチのアタリは、最初にコツコツと小さく出てくるケースがほとんどです。しかし、ここでアワセたとしても、まずハリが掛かるということはありません。マゴチの場合は、最初に軽めのアタリが出てからしばらくすると、力強く竿を引き込んできます。アワセのタイミングは、軽いアタリが力強く引き込むアタリに変わってからです。

 

マゴチの引き込みに合わせて少し竿先を送ってやると、引き込みはさらにグングンと力強くなってきます。マゴチはこの時に、エサをくわえ直して飲み込もうとしていると考えられます。

 

送り込んだ竿先が一段と強く大きく引きこまれた時が絶好のアワセのタイミングとなります。ここだと思った時に、思い切って頭上まで大きく竿を持ち上げてアワセを入れるようにします。

 

最初のアタリからアワセのタイミングが来るまでの時間は、その魚によって多少の違いはありますが、6~9秒といったところがひとつの目安となります。引き込みからいきなり鋭くアワセてしまうと、マゴチの口の中でハリ先が立たずにスッポ抜けてしまうことがあります。

 

マゴチの口は硬いですから、しっかりアワセを入れておかなければ、巻き上げの途中でバラシてしまうこともあります。逆にタイミングが遅すぎると、マゴチにハリを呑まれてしまい、そのヤスリのような歯でハリスを切られてしまうこともあります。