エサを付ける

 

マゴチ釣りのエサには、アカエビ、サイマキなどのエビやハゼ、メゴチ、シコイワシなどの活きエサを使用します。エサを付ける時に注意しなければならないことは、エサを弱らせないようにハリに掛けることです。

 

メゴチの場合は口の中からハリを入れて上顎へと抜きます。ハゼやイワシの場合は下顎から上顎へとハリを抜いていきます。エビの場合は多少難しくなります。基本的には口からハリを差し入れていき、頭の上にハリ先がほんの少しだけ出るように刺していくのですが、この時に黒く見えるエビの脳ミソにハリを刺してしまうと、それだけでエビは死んでしまいますから細心の注意が必要となります。

 

また、ハリ先をしっかりと貫通させてしまっても良くありません。例えば、小さいクルマエビであるサイマキをハリに付ける場合には、先ずその頭部にあるの角の部分を3分の2程度折り、目から少し後ろ側の脚部にある口からハリを入れていきます。

 

この時に正しい位置にハリを入れることが出来れば、そのままスムーズにハリ先が入っていくようになります。続いて、サイマキの胴体に黒く透けて見える急所を避けるために、ハリ先の向きを前方に傾けて、角の辺りにハリ先がほんの僅かに見える程度に刺していきます。ハリを刺した状態で水に中に入れた時に、サイマキが元気よくその脚を動かしていれば大丈夫です。